ミチビト
推し活・応援広告・約9分で読めます

個人でも街頭ビジョンに広告は出せる|応援広告の出し方・費用・段取り

監修:鍵森将株式会社グレイド 執行役員(サイネージ広告事業 責任者)
商店街のビル壁面ビジョンに、女性3人組の写真と「Happy 2nd Anniversary」「これからも一緒に、素敵な思い出を作ろうね。」の文字が入った応援広告が映っている放映イメージ

「推しの誕生日に、街の大きなビジョンでお祝いの広告を流したい。でも、企業じゃないと出せないのでは」——応援広告を考え始めた方から、最初に出てくるのがこの疑問です。結論から言えば、ミチビトでは個人の方からの応援広告をお受けしています。ただし、推される人物やキャラクターは事務所に所属していることが多く、その場合は所属事務所の許可等の確認が前提になります。この記事では、都内5拠点の街頭ビジョンを運用する立場から、個人が応援広告を出すときに確認すべきこと、拠点の選び方、費用、放映までの段取りを順番に整理します。

この記事のポイント

  • ミチビトは個人の方からの応援広告を受け付けています。ただし推される人物やキャラクターは事務所に所属していることが多く、その場合は所属事務所の許可等の確認が前提になります。
  • 費用は立地と契約期間で決まります。渋谷の枠は単月だと約60万円ですが年契約なら月23万円、最安は月7.5万円〜(三軒茶屋・1年契約)です。
  • 契約金額のほかに媒体へ支払う費用は、放映する動画を差し替えるときの1回2,000円だけ。入稿は毎週月曜で、初稿から放映までは3週間を見ておくのが安全です。

個人でも出せる。ただし前提が2つある

街頭ビジョンの広告は大企業のものというイメージがありますが、実際には一般の方が出した推し活の広告が街に出ています。当社の担当者も、原宿駅や渋谷の地下通路で、ファンが出したとみられる広告を目にしています。ミチビトでも個人の方からの応援広告を受け付けています。窓口は企業の広告出稿と同じで、枠も企業の広告と同じロールの中に並びます。

ただし、誰でも思い立った翌日に出せるわけではありません。前提になるのは2つです。ひとつは推される側、つまり所属事務所の許可等の確認。もうひとつは、その広告をそのビジョンで流してよいかという媒体側の掲載審査です。この2つは別々のもので、どちらか片方が通れば出せるというものではありません。

逆に言えば、この2つさえ通れば、出稿の手続き自体は企業の広告と変わりません。動画のデータを決められた形式で入稿し、決められた週から放映が始まります。以下では、確認・場所・費用・段取りの順に、個人が最初に知っておくべきことを整理していきます。

最初に確認すること|所属事務所の許可等

応援広告でいちばん先に手をつけるべきなのが権利の確認です。推しの写真・映像・名前を広告に使う以上、所属事務所の許可等の確認が前提になります。許可の方針は事務所ごとに違うので、「他の応援広告を見たことがあるから大丈夫だろう」とは考えず、必ず事前に確認してください。

どれくらい厳密なのかというと、テレビCMとして現に放映されている公式素材でさえ、屋外ビジョンへの転用には事務所の別途許可が必要だった例があります。すでに世に出ている素材ですらこの扱いですから、ファンが自分で用意した写真や映像であれば、確認を省く選択肢はありません。楽曲をBGMに使いたい場合も同じで、楽曲には別の権利があります。

媒体の掲載審査と、事務所の許可は別物

媒体側が行うのは「その広告をそのビジョンで流してよいか」の審査であって、事務所の許可や楽曲の利用許諾を代行するものではありません。肖像権・著作権まわりの確認は、基本的に出稿する側の責任範囲です。審査に通ったからといって権利がクリアになったわけではない、という点だけは誤解しないようにしてください。

順番としては、権利の確認を済ませてから動画制作に入るのが安全です。動画を作り込んでから「その写真は使えない」となると、記念日に間に合わなくなります。動画そのものの作り方は応援広告の動画の作り方で構成テンプレートから解説しています。

どこに出すか|都内5拠点と、複数拠点に同時に出す使い方

ミチビトが扱っているのは、渋谷センター街・歌舞伎町・高田馬場・新大久保・三軒茶屋の都内5拠点です。同じ「街頭ビジョン」でも、前を歩いている人はまったく違います。渋谷センター街は撮影されやすく、放映された画面がSNSに投稿されやすい拠点です。歌舞伎町は夜の人通り、高田馬場は時間帯によって学生ばかりという学生街、三軒茶屋は一本入ると住宅地で、長く住んでいる生活者が信号待ちで見ています。

応援広告の場合、選ぶ基準は「人が多いかどうか」だけではありません。推しの活動と縁のある街か、ファンが集まりやすい街か、そしてファンが現地に見に行きやすいかが判断材料になります。1拠点だけでも、5拠点まとめてでも出稿でき、拠点ごとの詳しい人の流れはサイネージ広告のエリア選びにまとめています。

出稿の実例5拠点すべてに出し、渋谷だけナレーションを差し替えた例
業種
コンセプトを打ち出した飲食店(バー)
拠点
5拠点すべて
15秒
工夫
新宿エリアは共通の動画、渋谷は差し替え版

多店舗展開している飲食店が、5拠点すべてで放映している例です。歌舞伎町・新大久保・高田馬場の新宿エリアは共通の動画を流し、渋谷だけ「渋谷で遊ぶなら」とナレーションを差し替えた版を放映しています。同じ素材でも、街に合わせて呼びかけを変えるだけで、通行人にとって自分ごとになるという狙いです。ちなみにこの動画は冒頭からスタッフが映り、1秒で何の店か分かる作りになっています。応援広告でも、複数の街に同時に出す、街ごとに呼びかけを変えるといった組み立てが同じようにできます。

もうひとつ、拠点を決める前に確認しておきたいのが音声です。音声を出せる街頭ビジョンは全体の約7割、さらに十分な音量を出せる枠となると約3割です。ナレーションやメッセージの読み上げを軸にした構成にしたい場合は、その枠が音を出せるかを先に確認してください。字幕とテロップだけでも成立する作りにしておくと、拠点が変わっても作り直しが要りません。

いくらかかるか|枠の料金と、追加でかかるもの

費用は立地と契約期間で決まります。当社の渋谷の枠は単月だと約60万円ですが、年契約なら月23万円です。最安は月7.5万円〜(三軒茶屋・1年契約)で、いずれも当社価格・単拠点・30秒枠の条件です。同じ枠でも、期間を長く取るほど月あたりの単価は下がります。

契約期間は半年〜1年で出す広告主が多く、1〜2週間の短期は少数です。誕生日や記念日に合わせて短い期間だけ出したい場合は、空き枠の状況によって出せる条件が変わるので、希望の週を添えて問い合わせてください。「この日をまたぐ形で流したい」という相談の仕方がいちばん早いです。

見落とされがちなのが、契約金額以外に何がかかるかです。ミチビトの場合、媒体に支払う追加費用は動画を差し替えるときの1回2,000円だけで、初期費用の類はありません。1週間ごとに内容を差し替えることもできます。なお、動画そのものの制作費は別で、ご自身で作るか、制作者に依頼する形になります。料金の考え方は料金プランページにも掲載しています。

出すまでの段取り|記念日から3週間を逆算する

応援広告には誕生日・記念日という動かせない日付があります。だからこそ段取りがすべてです。ミチビトの運用は、入稿が毎週月曜、放映開始が翌週の月曜という週単位で、初稿から放映までは3週間を見ておくのが最も安全です。放映は週の途中から始められないため、月曜の入稿を1日逃すと、放映開始はまるごと1週間後ろにずれます。

  1. 1お祝いの日を含む放映週を決める(放映は月曜始まりの週単位)
  2. 2所属事務所の許可等、権利の確認を先に済ませる
  3. 3出稿する拠点を決める(音声の可否と画面の比率がここで確定する)
  4. 4放映の3週間前を目安に、動画の初稿を用意する
  5. 5掲載審査の結果と、音量などの調整を反映する
  6. 6放映週の前の月曜までに最終データを入稿し、翌週月曜から放映開始

入稿データは16:9のmp4が基本で、ミチビトではこれ1つで全拠点に配信できます。例外は歌舞伎町で、ここは1:1です。16:9のまま入れると上下に黒帯が出るため、画面いっぱいに映したい場合は1:1で別途用意してください。音量・音声は放映時の基準に合わせて媒体側で調整します。

「70%でいいので一度送ってください」

実務でいちばん多い遅れの原因は、審査ではありません。初めて動画を作る方ほど完璧に仕上げようとして、いつまでも完成しないことです。担当者は「70%でいいので一度送ってください」と伝えています。早い段階で見せてもらえれば、文字の大きさや配色、音量など、屋外で読めるかどうかの観点で先に指摘できます。抱え込まずに、途中の状態で相談してください。

まとめ

個人でも街頭ビジョンに応援広告は出せます。押さえるべきは4点です。第一に、所属事務所の許可等の確認が前提で、媒体の掲載審査とは別物であること。第二に、拠点は人の多さではなく、ファンが見に行きやすいかで選ぶこと。第三に、費用は契約期間で大きく変わり、媒体への追加費用は差し替えの1回2,000円だけであること。そして第四に、記念日から逆算して3週間前には初稿を用意することです。

ミチビトは渋谷センター街・歌舞伎町・高田馬場・新大久保・三軒茶屋の都内5拠点の街頭ビジョンを扱っており、広告を出すのが初めての方には入稿データの規格から個別にご説明しています。出せるかどうかの相談だけでも構いませんので、まずはお問い合わせからご連絡ください。動画の作り方は応援広告の動画の作り方、拠点ごとの違いはサイネージ広告のエリア選びで詳しく解説しています。

よくある質問

Q.個人でも街頭ビジョンに応援広告を出せますか?

A.出せます。ミチビトでは個人の方からの応援広告を受け付けています。ただし、推される人物やキャラクターは事務所に所属していることが多く、その場合は所属事務所の許可等の確認が前提になります。あわせて、媒体側の掲載審査も必要です。

Q.推しの写真や名前を広告に使うのに、許可は必要ですか?

A.必要です。実在の人物の写真・映像・名前を広告に使う場合は、所属事務所の許可等の確認が前提になります。許可の方針は事務所ごとに違うため、必ず事前に確認してください。テレビCM放映中の公式素材でも、屋外ビジョンへの転用には事務所の別途許可が必要だった例があります。媒体の掲載審査は、権利の処理を代行するものではありません。

Q.費用はいくらくらいかかりますか?

A.立地と契約期間で変わります。当社の渋谷の枠は単月だと約60万円ですが、年契約なら月23万円です。最安は月7.5万円〜(三軒茶屋・1年契約)で、いずれも単拠点・30秒枠の条件です。契約金額のほかに媒体へ支払う費用は、動画を差し替えるときの1回2,000円だけです。動画の制作費は別途ご自身で用意する形になります。

Q.誕生日に間に合わせるには、いつから準備すればいいですか?

A.初稿から放映までは3週間を見ておくのが安全です。入稿は毎週月曜、放映開始は翌週の月曜で、放映は週の途中から始められません。月曜の入稿を逃すと放映開始が1週間ずれるため、記念日が決まっている場合は3週間以上前に動き始めてください。動画は完璧を目指さず、途中の状態で早めに相談するほうが結果的に早く仕上がります。

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